雨樋の修理は自分でできる?可能な範囲と方法について解説!【下書き】

雨樋(あまどい)は、屋根から流れてくる雨水を下水や地上へ流し、建物内への雨水の浸入を防ぐ、重要な役割を果たしています。
そのため、破損やゴミ詰まりなどで排水に問題が生じた場合は、なるべく早く修理することが大切です。

 

しかし、雨樋の修理は、自分で修理できるのかプロの業者に頼んだ方がよいのか、迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、自分で雨樋の修理が可能な範囲と方法について解説します。

 

1.雨樋修理が自分で可能な範囲とは?

雨樋の修理を自分ですることは、破損の範囲や状態によっては可能です。ここでは、可能となる条件について解説します。この条件を超える範囲やレベルの破損の場合は、自力での修理は危険や困難を伴うため、プロの業者に頼むことをおすすめします。

 

1-1.手の届く範囲の高さの修理

一番重要な条件は、手が届く範囲の高さの修理かどうかです。2階建て以上の家屋の場合は、必ず1階部分に限るようにしましょう。2階部分の修理については、万が一バランスを崩して落下した場合に、大ケガにつながるだけでなく、命にかかわる危険性もあります。

 

仮に1階部分だとしても、高い脚立に上っての作業も、落下した際に大きなケガの危険性があり、あまりおすすめできません。どうしても脚立を使う場合は、せめて下で支える人のサポートのもとで作業するようにしましょう。

 

1-2.軽微なひび割れや小さな穴の修理

雨樋の状態が、劣化がそこまで進んでおらず、軽微なひび割れや小さな穴くらいの補修であれば、自分で修理することも可能です。逆に雨樋の劣化状態がひどい場合や大きな破損がある場合は、大がかりな部材の交換などが必要となり、自分での修理は困難ですので、プロの業者に頼むことをおすすめします。

 

1-3.一部の交換による修理

仮に一部分が激しく破損している場合でも、上記同様に雨樋全体の劣化状態はそれほど悪くなく、一部の部材の交換で済む場合は、自分での修理も可能です。

 

ただし、雨樋の材質が塩化ビニールの場合に限ります。この後に紹介するガルバリウム鋼板や銅の場合は、部材が市販で手に入りにくく、作業も困難が伴います。また、ちょっとした傷や穴の補修と違い、いくつか交換用の部材や道具が必要となるのです。

 

2.雨樋の材質と構造について

雨樋の修理を自分でおこなう具体的な方法をご紹介するにあたり、まずは雨樋の材質や基本的な構造について解説します。

 

2-1.雨樋の主な材質

雨樋の主な材質としては、塩化ビニール・ガリバリウム鋼板・銅の3種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットについて以下の表でまとめています。

 

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素材 特徴 メリット デメリット
塩化ビニール ・樹脂素材で軽量
・現在最も普及している
・価格が安い
・施工がしやすい
・紫外線や熱に弱い
・耐久性が低い
ガルバリウム鋼板 ・鋼板にアルミニウムと亜鉛を合わせた合金
・メッキ処理がされている
・錆びにくい
・耐久性が高い
・価格が高い
・金属の中では軽量で加工が容易
・経年と共に色が変化する
・耐久性が非常に高い
・経年変化により風情がある外観になる
・価格が高い

 


2-2.
雨樋の構造について

雨樋は、さまざまな種類の部材で構成されています。大きく分けると、屋根からの雨水を受けて流すための水平方向の構造体と、集めた雨水を下に流す縦方向の構造体で排水を行っています。ここでは、主な部材の特徴や役割について、以下の表に取りまとめてご説明しましょう。

 

 

構造体

部材

特徴・役割

水平方向

軒樋

・屋根の軒先に設置する

・屋根から流れてくる雨水を受ける役割

集水器(じょうご)

軒樋から流れる雨水を集めて縦樋へ流す役割

軒継手

軒樋同士を継ぐ部材

縦方向

縦樋

・外壁に沿って縦方向に設置する

・軒樋から流れてきた雨水を下方向へ流し下水又は地面に出す役割

エルボ

・縦樋を曲げるための部材

・90度など確度が固定されたものと角度調整ができるものがある

縦継手

縦樋同士を継ぐ部材

 

 

3.雨樋を自分で修理する方法

雨樋を自分で修理可能な範囲や、雨樋の材質と構造についてご理解いただけたところで、破損のタイプ別に具体的な修理方法についてご紹介します。

 

3-1.ひび割れや穴の補修

塩化ビニール製の雨樋は耐久性が低いため、耐用年数に達していなくても、物がぶつかったりするような衝撃でひび割れや穴あきなどが発生しやすいでしょう。軽微なものであれば、アルミテープを貼るか、コーキング剤で補修できます。コーキング剤とは、気密性や防水性を向上させたり、施工場所の隙間を埋めたりするための樹脂素材で、ホームセンターなどで容易に手に入ります。

 

<アルミテープでの補修>

1.雑巾などでテープを貼る表面の汚れを拭き取ります

2.割れている部分や穴にアルミテープを貼って完了です

 

 

<コーキング剤での補修>

1.ひび割れの周りにマスキングテープを貼ります(必須ではありません)

2.コーキング剤を充てんします(厚塗りし過ぎないよう注意しましょう)

3.コーキング剤をヘラでならしてひび割れ部分を埋めます

4.コーキング剤が乾いたらマスキングテープを剥がして完了です

 

 

3-2.接続部分の緩みの修理

縦樋同士を接続する縦継手部分が緩んで水漏れする場合は、一度外して接着剤を塗って固定させることで補修できる場合があります。塩化ビニール製の場合は、雨樋用の接着剤が市販されていますので、それを使います。なお、縦継手をはめ直す際は、正しい向きがありますので注意してください。口の広くなっている方が上向きとなり、逆にしてしまうと排水がスムーズにいかなくなります。

 

1.縦樋を固定している金具の爪を外します

2.緩んでいる縦継手部分を外します

3.接着面の汚れを雑巾などで拭き取ります

4.接着剤を塗ります

5.縦継手をはめ直します(向きに注意)

6.金具の爪をはめて固定します

7.接着剤が乾燥して硬化したら完了です

 

 

3-3.一部分の交換

縦樋の一部が破損している場合は、塩化ビニール製のものなら部材がホームセンター等で販売されていますので、交換により補修が可能です。新しい縦樋のほかに、雨樋用の接着剤と金切ノコギリが必要となります。

 

1.縦樋を固定している金具の爪を外します

2.破損している縦樋を縦継手部分から外して抜き取ります

3.新しい縦樋をサイズに合わせて金切ノコギリで切断します

4.新しい縦樋と縦継手の接着面に雨樋用接着剤を塗ります

5.新しい縦樋をはめます

6.金具の爪をはめて固定します

7.接着剤が乾燥して硬化したら完了です

 

 

 

4.まとめ

雨樋を自分で修理できるのは、手が届く範囲の高さの修理で、且つ軽微なひび割れや小さな穴の補修、一部の部材の交換などの範囲となります。また雨樋の材質が塩化ビニール製の扱いやすいものであることも条件と言えるでしょう。この範囲を超える修理については、危険や困難が伴いますので、その場合はプロの業者に依頼することをおすすめします。

 

神奈川県川崎市にあります「株式会社建快」では、雨樋の修理を承っております。高さのある作業で足場が必要な場合も、自社でご用意いたしますので、お客様の負担を極力抑えられるでしょう。見積の際に作業内容と料金について細かくご説明いたしますので、安心してお任せください。横浜市・川崎市・世田谷区・大田区・品川区で雨樋修理の業者をお探しでしたら、ぜひ当社へご相談ください。

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