快適な和室にリフォームするポイントとは?4つ紹介します


和室を快適にリフォームしたいと考える人も多いでしょう。ボロボロになった畳や壁をきれいにしたい、新しくデザインし直して気分を変えたいなど、理由もさまざまかと思います。今回は、和室を快適にリフォームするポイントを4つ紹介します。本記事を読むことで、失敗しない和室リフォームのヒントを知ることができます。

1.レイアウトに洋風を取り入れる

思い切って和室に洋風テイストを取り入れてはいかがでしょうか。和室にある畳や砂壁などは洋物よりも入念な手入れが求められます。畳は半年に一度の日干しのため一旦取り外す必要があり、こぼした飲み物などもシミになりやすいです。 また、砂壁は指で触れるだけでもボロボロ落ちることがあり、手入れが面倒と感じる人も多いようです。

こうした問題を解決するため、レイアウトに思い切って洋風的な要素を取り入れることも考えられます。畳をフローリングにするなど、和室全体を洋室にリノベーションする人もいるようです。しかし、畳などの和室ならではの趣は残したいと望む人も多いでしょう。

押入れをクローゼットに、砂壁は耐久性の高いクロスに取り替えるなどして、一部分だけを洋風テイストに変えてみましょう。和室の一部分を洋風にすることで、フルリノベーションよりも工期を短く、費用を安く抑えられます。壁のクロスなどの洋物の素材は一般的に耐久性が高く、お手入れも簡潔に済ませられます。

2.もともとの素材を生かしてみる

和室のリフォームは、洋風化せずに残す部分の素材を生かしたいところです。畳を残すなら、周囲に床材を敷くなどが考えられます。床の材質や色は畳との相性を考慮しつつ厳選しましょう。うまくいけば、和洋折衷の絶妙なテイストを演出できます。

砂壁から代えるクロスは、多種多様なデザインが展開されています。理想のデザインを選ぶことで、和テイストの家具と調和させられます。畳だけでなく、障子やふすまとの相性も考えましょう。クロスの選定は、ショールームだとからサンプルをもらいましょう。実際の和室と照らし合わせ、最も調和が取れているデザインや色を選んでみてください。 リフォームは新しく取り入れる素材を、畳、ふすま、障子などの残す部分との調和を考えながらの選定が大切です。

3.明るい色とシンプルなデザインで開放感を出す

和洋折衷の部屋をきれいに演出するなら、明るい色とシンプルなデザインを意識しましょう。これにより、開放感が出て暮らしやすい部屋に仕上がります。半帖畳を生かすと開放感を出しやすいです。これは通常の畳よりも色が明るいので、畳は半帖のみを組み合わせつつ、部屋の四隅だけをフローリングにすることで、圧迫感を防ぎます。従来の和室より開かれた景観になります。

障子を洋物の扉でなくプリーツスクリーンという不織布などでできたジャバラ状の仕切りに代えることで、部屋の新鮮さを保ち、障子のときから引き続き適度な日光を外から採り入れられます。引き戸にチェンジすれば、扉を開けたときの開放感を後押しします。開放感のある和室で遊ぶ子どもを常に見守ることもできます。大人の部屋としてもリラックスしやすく、寝室としての利用ならプリーツスクリーンや引き戸を閉じることで安心して眠れることでしょう。

開放感のある和室づくりはメインの色を明るいものに設定して、物を入れ過ぎないでシンプルな構成を守ることが大切です。

4.落ち着いた挿し色でおしゃれに演出

和室のリフォームをただ使いやすいだけでなく、おしゃれに仕上げたいと希望する人も多いでしょう。リフォームは暮らしやすさのために明るい色だけを意識しがちですが、挿し色として暗い色を使うのも大切です。ファッションと同じく挿し色の効果を使えば、部屋をおしゃれに演出できます。

たとえば、畳や壁の三面を明るい色にしながらも、出入口の面や机だけは黒などの暗い色にするという形です。明るさを基調とした和室にどこか落ち着いた色をピンポイントで挿し込めば、従来の和室とは一味違ったシックなイメージに仕上げられます。もちろんこの場合も、ショールームなどからもらったサンプルをチェックし、リフォーム前の和室に照らし合わせることで、理想の色を選びやすくなります。壁や畳など、ほかに大きくリフォームする場所がある場合は、サンプル同士も比べてチェックしましょう。

和室は明るい色ばかり使うのではなく、4分の1程度までは暗い挿し色を使うことで、開放感を生かしながらリラックスしやすい空間を演出できます。

5.まとめ

和室を快適にリフォームするには、洋風のテイストを取り入れることが考えられます。和室から洋室へのフルリノベーションをする人もいらっしゃいますが、一部分だけを洋風に作り直すことで、和洋折衷の新鮮なレイアウトを演出できます。

和の素材を生かしながら開放感のある部屋を目指しましょう。それだけでなく、一部分に暗い挿し色を使うことでファッションのようにおしゃれな部屋にできます。このような形で色のバランスが取れた部屋は、リラックスして暮らしやすい空間にもなるのでぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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