外壁の塗り替えをそろそろ考えていて、いろいろなところに見積もりを依頼している方も多いかと思います。築年数が古いと外壁や屋根の劣化が目立ち、見た目も悪く、雨漏りなどにもつながりかねません。そうした家を修繕するリフォーム工事には足場が必須だと思われがちですが、実は足場なしでも塗装工事ができる場合があります。この記事ではなぜ可能なのかをご紹介していきます。
1.リフォーム工事になぜ足場が必要？
外壁などの外側の工事には足場が組み立てられていますが、足場はどんな役割を果たしているのでしょうか。足場は職人さんが塗装などの施工を行いやすくするために作られます。しかしながら高い場所での工事ではない場合でも足場を組むことがあります。足場の必要がないケースで足場が作られているのです。
2.リフォーム工事にかかる足場の費用は？
リフォーム工事に当然のように作られる足場ですが、無料ではありません。足場は組み立て費用だけでなく、撤去するときにも費用がかかります。足場にかかる費用は面積によって違いますので、面積が大きければ大きいほど、足場の費用も高くなります。リフォーム工事にかかる足場の相場は1平米あたり1,000円ほどです。もちろん施工業者によって値段は前後します。
一般的な2階建の家であれば家の外周がおよそ20m、高さが6mほどです。しかし足場は、外壁から離して設置するため外周より大きくなり、その分を考慮して8mを加えて算出します。単価が1,000円だとしますと、足場設置にかかる費用は
（家の外周＋8m）×家の高さ
となりますので、設置費用の相場は168,000円です。なんと足場を組み立てるだけでも、これだけの費用がかかってきます。家が大きくなれば20万円以上の費用がかかってきます。平均でも15万円近い費用がかかるといわれる理由です。
足場は専門の資格を持った業者が設置するため、工事費用の中でも割合が高くなります。リフォーム工事の費用をできるだけ抑えたいという方は足場にかかる費用を見直すだけで節約につながります。
3.足場のない工事はできる？
外壁工事には絶対に足場がないとダメというイメージがありますが、実は足場がなくても工事をすることができます。足場の目的は、外壁塗装や屋根の修理する職人の作業の効率化にあります。熟練の職人であれば、足場がなくても工事を行うことができます。熟練の職人であればむしろハシゴを使った作業に慣れていますので、工期の短縮にもつながります。もちろん、建物の高さが高く、ハシゴの設置が難しい場合であれば足場の必要性が出てきますが、一般的な2階建の住宅であれば足場をわざわざ作る必要がない場合もあるのです。
建物にもよりますが、実際にリフォーム工事をしている職人さんも、結果的に足場は必要がなかったと感じることが多いようです。
4.足場を設置しないリフォーム工事のメリットとは
4-1.費用を節約できる
足場を設置しないリフォーム工事では、何よりのメリットは費用の節約につながるということです。リフォーム工事の外壁にかかる足場の費用は15万円ほどになります。リフォーム工事の種類にもよりますが、足場費用を節約できますと、施主様にとって金銭的な負担を軽減できます。さらに節約できた費用で諦めていた別の場所をリフォームすることもできます。費用面のメリットは足場を設置しないで済むリフォーム工事の最大のメリットといえます。
4-2.工期を短縮できる
足場を設置しませんと、工期を短縮することができます。足場を設置するのに1日、撤去するのにも1日かかります。したがって2日も足場だけで工期がかかってきます。雨などで足場が設置できませんと、その後の塗装などのスケジュールも滞ってしまいます。足場を設置しませんと、このように工期を短縮できるのです。ちなみに工期を短縮することでそこにかかる人件費も節約できます。
4-3.外観を損ねない
足場がありますと、明らかに工事をしていますという外観になります。やはり外観的に見た目が悪くなってしまいます。足場が嫌で、あまり外壁の工事をしたくないという方もいらっしゃいます。足場を設置しないリフォーム工事では外観を損ねず、工事をすることができます。
5.まとめ
足場は外装の工事には絶対に必要なイメージがありますが、足場を設置しなくてもハシゴを使ってリフォーム工事を行うことができます。その結果費用を節約でき、工期を短縮できるというメリットがあります。諦めていた他の場所をリフォームする費用に回すことも可能となることでしょう。
「株式会社建快」では、足場のないリフォーム工事も行っております。熟練の職人だからこそできるリフォーム工事をご提案できますので、リフォームのことで困り事があればお気軽にご相談ください。
