マイホームの雨漏りは自分で修理できる?事実なのか詳しく解説!

DIYを趣味にして家具や日用品を手作りしている方をよく見かけます。街中には大型のホームセンターや100円ショップがあり、DIYが楽しめる環境は万全です。そんな中、マイホームの雨漏りまで自分で修理しようと考える方もいます。長く住み続ける我が家だけにDIYで屋根の修理ができるのか、詳しく解説します。

 

1.雨漏りは自分で修理できる?

近年、地球温暖化の影響からか自然災害が増えています。大型台風や爆弾低気圧が大事なマイホームを襲い、屋根が傷み雨漏りすることがあります。至急修理を依頼しても、業者が忙し過ぎてすぐに修理してもらえないことも珍しくありません。

 

屋根にトラブルが発生し修理を行わないと屋根から雨漏りが続き、天井や柱が雨水でひどく濡れます。とりあえず雨漏りを止めるために、応急処置として屋根を修理したいのですが、自分で屋根を修理するとなると、できるかどうか考え込んでしまいます。

 

1-1.雨漏りを自分で修理するのは応急処置まで

雨漏り修理についての大前提ですが、自分で修理するのはプロの修理業者が修理するまでの一時的な応急処置の範囲にとどめましょう。

 

自分で修理して一時的に雨漏りが止まったとしても、根本的な修理になっていないことがあり、専門の修理業者に完璧な修理を行ってもらうことが、マイホーム維持のためにも賢明な選択です。

 

2.自分で雨漏りを修理するときの注意点

屋根の雨漏り修理は高所作業で、危険を伴うことを十分に理解しておきましょう。通常、建築関係者以外の方は屋根についての知識はそれほどないはずです。まず、雨漏り修理のため、作業を開始する前に安全確保が最重要要件です。

 

2-1.雨漏り修理は生命の危険がともなうことも

屋根に上ってみるとわかるのですが、屋根はかなりの高さがあります。高所恐怖症の方は屋根に上がるのも躊躇するほどです。実際に、毎年多くの方が屋根から転落しています。

 

2-2.建築のプロも屋根から転落する

2012年の労災統計では、死亡事故の42%が転落事故で、157人もの方々が命を落としています。また、誤って工具などを落とすと、通行中の歩行者に当たることがあり、人身事故になることもあります。

 

2-3.自分で雨漏りを修理際の遵守ポイント

自分で雨漏りの応急修理を行う場合に、安全確保の観点から最低限遵守すべき、以下の内容の重要ポイントがあります。

  • 屋根作業の基本中の基本、緊急事態に備えて一人作業は絶対にやめましょう。
  • 修理が必要な箇所だけをピンポイントで修理しそれ以外は傷めないようにしましょう。
  • 屋根の上は慎重に歩き、瓦などの屋根材を傷めないよう注意しましょう。
  • 雨漏りの箇所や、傷んだ箇所が特定できない場合は早めに屋根から降りましょう。

 

万が一、屋根から転落事故が起きると一人では対応できません、屋根修理は必ず2人以上で行いましょう。自分で行う修理は応急処置だけに、問題の箇所以外は触れないように注意が必要です。

 

また、いくら探しても雨漏りを起こしている箇所が特定できなければ、修理を諦めて屋根から降りましょう。トラブルポイントを探すため屋根を動き回ることで、新たに屋根を傷めることがあります。

 

3.雨漏り修理の具体的な対処方法

雨漏りの応急修理には壊れた屋根材を新しい屋根材に交換する工法があります。ひび割れや小さな隙間を埋めるコーキングで、雨漏りを防ぐ工法もあります。ただし、屋根材を準備したり、修理工具を購入したりする手間がかかり、どちらも雨漏り修理の初心者には少しだけハードルが高いようです。

 

比較的技術力や雨漏り対策のノウハウを必要としない、応急対策が壊れている箇所に「防水テープ」を貼る方法です。

 

3-1.防水テープで雨漏り防止

防水テープはホームセンターで入手できます。ただし、防水テープは種類があるので、必ず屋外用の防水テープを購入しましょう。おすすめは防水アルミテープです。

 

3-2.防水テープの貼り方

雨漏り箇所が特定出来たら、その部分のちりや埃などの汚れを徹底的に落とします。汚れが残っていると防水テープの接着力が充分に発揮されません。また、水分も残らないよう十分に乾燥させます。防水テープは貼り付ける面が濡れた状態だと、高い粘着力を発揮できません。雨漏りの原因箇所に防水テープを端にまで気を付けて貼ります。これで雨漏りの応急処置が完成です。

 

屋根に防水テープを重ねて貼る時は、重ねたテープの間から雨水が入り込まないよう、屋根の下側から上側に防水テープを貼ります。

 

3-3.ファストフラッシュは簡単に貼れる

最近、作業現場で人気になっているのが「ファストフラッシュ」です。ブチル粘着材と、耐候性が優れたEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)を取り込んだ防水テープで、作業性が良い点が特徴です。

 

EPDMの耐用年数は20年ともいわれています。柔軟性が優れ、最大60%も伸びることで平面だけでなく、波板の形状の屋根にもしっかりフィットし、防水効果を果たします。ファストフラッシュは、シートをハサミで簡単に切れず、接着剤が不要で10分以内なら貼り直しも可能です。粘着力も強力で、自分で行う屋根修理に利用できます。

 

4.火災保険が適用されない場合も

屋根修理の費用については、火災保険が適用されるケースがあります。火災保険は、「予期せぬ突発的な災害や事故による家や家財への損害が補償される」ことから、火事以外にも適用されます。屋根の破損が風災・雪災・雹(ひょう)災によるもので、被災から3年以内に申請すれば火災保険が適用されるケースが多くなるでしょう。

 

ただし、「屋根の破損が人的な衝撃によるものである場合」は、火災保険の補償は受けられません。つまり、応急修理を行うために屋根に上がり修理を行おうとした方が、新たに屋根を壊した場合は、その箇所の修理には火災保険が適用されないようです。なお、火災保険適当の可否については、最終的に損保会社の判断になります。

 

5.まとめ

屋根修理を自分で行う際のリスクや、おすすめの応急修理に注意事項についても紹介しました。自分で屋根を修理する場合は応急処置だけ、それも防水テープを貼る所までがおすすめです。

 

「株式会社建快」は、川崎・世田谷・太田・品川エリアとその周辺地区を中心に、建物のさまざまな修理から外観リフォームなどを請け負っています。雨漏り修理を検討している方はぜひ当社にお任せください。私たちは「お客様の悩みを解決する方法」を諦めずに考え続ける企業です。他で断られた建物の修繕やリフォームでも、お気軽にご相談下さい。

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