古民家の良さを味わい安全・安心な暮らしを手に入れるバリアフリーリフォーム


日本の伝統的な住宅建築の技術や趣を現代に伝える古民家ですが、昔ながらの間取りや建て方により、小さなお子様やご高齢の方にとっては安全といえない部分もあります。そのような住宅の悩みを解消し、安全で快適な暮らしを実現するためにリフォームを行ってみてはいかがでしょう。

1.高齢者やお子様に優しい住宅環境をリフォームで手に入れる。

古民家は、木材や土、石など自然に由来する材料で作られているため、アレルギーやアトピーなどになりにくく、人に優しい住宅といえます。しかし、昔ながらの間取りによって、廊下のつなぎ目や部屋ごとの仕切りや段差が多いなど、小さなお子様や足腰の弱ってきたご高齢者、介護が必要になったときの車いすでの移動に、危険や不便を感じる場合もあるでしょう。

そこで古民家の良さを生かしながら、ご家族の安全と便利を手に入れて暮らせるように、リフォームを行ってみてはいかがでしょうか。

1-1.部屋ごとの段差を取り除いて移動しやすくする

古民家の間取りは、和室が多いつくりになっており、部屋と部屋の間はふすまによって仕切られています。また、廊下から部屋に入るときにも段差があります。そのため、廊下から部屋に入るときや、部屋から部屋への移動時につまずくといった危険を伴います。

そのような危険を避けるために、部屋ごとの仕切りや段差を取り除くリフォームがおすすめです。部屋と廊下の高さを一定にするか、部屋の入口をスロープにするなどして段差を解消したり、部屋ごとの仕切り部分の床面が一定の高さになるようにふすまを付け替えたりするだけでも、移動時の足元の安全を確保できます。住宅内での移動の安全を確保して、暮らしの安心を手に入れましょう。

2.水回りの快適さを手に入れる

古民家で特に不便を感じるのは、台所やお風呂、トイレなどの水回りではないでしょうか。台所に給湯設備が整っていなかったり、浴室がタイル張りで隙間風が入りやすい状態だったり、トイレが和式だったりと、冬場の寒い時期には特に厳しさを感じる住環境といえるかもしれません。古民家は、水回りのリフォームを行うだけでも、暮らしやすさが大幅にアップします。
水回りのリフォームで、伝統的な古民家での快適な暮らしを手に入れてみませんか。

2-1.台所を使いやすくする

古民家の台所は、建てた当時のままだと、シンクがタイル張りや石造りで、給湯設備も付いていないことや、古いタイプの湯沸かし器のみの場合もあるでしょう。また、調理台とシンクやコンロの位置関係も使い勝手が良くない配置になっていることもあります。

そこで、台所仕事の快適さを手に入れるために、システムキッチンを取り入れてみてはいかがでしょうか。家事が楽に行えるキッチンや、掃除がしやすいタイプのものなど、豊富なアイテムの中から主婦の方が使いやすいキッチンを選べます。また、ダイニングスペースごとリフォームして対面式キッチンにすれば、料理をしながら家族との語らいもできるようになります。

2-2.浴室をリフォームで快適に

古民家の浴室は、床や浴槽が石やタイル張りであるのに加えて、窓や壁の隙間から風が入ってくることもあり、寒い夜間や冬場の入浴には配慮が必要です。また、家の中に洗濯機を置く場所がないと、浴室の外に洗濯機を置いて、浴室の水道から取水して洗濯をしている場合もあるでしょう。

このような浴室は、リフォームによって快適な空間にできます。隙間風が入らなくなり、浴室の床や壁、浴槽を冷たさが感じにくい材質の物に変えることで、快適に入浴できるようになります。また、脱衣室に洗濯機を設置するスペースも作ることで、それまで外に出て行っていたお洗濯を家の中でできるようになります。

2-3.トイレを洋式にリフォームする

古民家のトイレは、和式トイレであることが多いでしょう。足腰の弱ってきたご高齢の方にとっては、和式トイレは身体の負担が大きいものです。そこで、古民家のバリアフリーの視点からも、洋式トイレへのリフォームをおすすめします。

トイレのリフォームでは、便器を取り替えるだけでなく、ご家族の必要やご要望に応じて入口を開け閉めしやすいアコーディオン式にすることや、プライバシーが守られるように中からし施錠できるタイプにすることもできます。廊下とトイレの間に段差がある場合も、リフォームの機会に直せますのでご相談ください。

3.介護に優しい設備を取り入れる

高齢のご家族に介護が必要になったときに、従来の古民家の間取りのままでは、何かと不便なこともあるでしょう。トイレや入浴時や、食事を運ぶときの移動も、できるだけスムーズに行えることが望ましいのですが、移動時に障子やふすまの開け閉めが必要だったり、かといって開けたままにしておくと部屋が暖まりにくかったりと、不便さを感じることも多いです。そこで、リフォームによって、介護に必要な設備をお部屋の中や近くに取り入れてみてはいかがでしょうか。

3-1.シャワー付きのトイレをお部屋の隣に

お部屋からお風呂やトイレが離れた場所にある場合、移動のために必要な時間や負担は、介護をする方にとっても無縁ではありません。

そこで、シャワー付きのトイレをお部屋の隣に設置してみてはいかがでしょうか。お部屋のすぐそばなので、入浴とトイレまでの移動が楽になります。隣にあれば、トイレのたびにご家族を呼ばなくても大丈夫になり、ご負担が軽くなるかもしれません。また、シャワーとトイレが同じ空間にあれば、トイレを汚してしまったときの掃除がしやすいメリットもあります。

3-2.必要なテーブルや手すりなどを室内に設置

リフォームであれば、お食事で、ベッドから身体を起こすときに、一時的に載せておくテーブルがあれば便利でしょう。また、ベッドからトイレに行く途中につかまることができる手すりなど、介護時に助けになるものを室内に設置することで、介護する人、される人、双方の負担軽減につながります。

4.まとめ

日本古来のたたずまいと趣のある古民家の暮らしですが、現代に生きる私たちにとっては、不便を感じる点や、場合によっては危険を伴うことも少なくありません。リフォームによって暮らしの安心と安全を手に入れましょう。

「株式会社建快」では、古民家にお住まいの方が、安全で快適な住環境を手に入れ、そのご家族らしい暮らしを営んでいくためのお手伝いをさせていただきます。お住まいに関してお困りのことがありましたら、どんなことでもご相談ください。

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