住宅外観の補修・修理の対応方法とは?外観補修は高度な技術が必須


外観補修とは、住宅の外壁や雨戸など、住宅の外から見える部分に関する補修です。特に外観補修で多いのは、住宅外壁の劣化、ひび割れを補修する作業です。外壁は特に負担が大きく劣化しやすいので、定期的な補修が重要になってきます。本記事では、外観の補修・修理が必要になる要因について記した上で、要因ごとにどういった対応を取ればいいのかを解説いたします。

1.【外観補修の要因①】外壁のひび割れ・劣化


外壁は、住宅の中でも外に露出した壁のことであり、住宅の中と外の境界として非常に重要な意味を持ちます。耐熱、断熱、耐久性が重要視され、外壁に対する塗装も含めて、職人がさまざまな技術を凝らすことによって、外壁は住宅を守る耐久性を発揮します。そして、外気に晒されている分、最も劣化しやすい場所でもあります。

まずは、外観の補修が必要になる要因として最も多い外壁の劣化に関して解説します。外壁に起こり得るひび割れの原因について主に4つのセクションに分けて、要因別の対処法を説明いたします。

1-1.塗装の経年劣化によるひび割れ

外壁塗装を行うとき、基本的に塗料は数回に分けて重ねて塗られます。塗装して、乾燥させて、また重ねて塗装する作業の繰り返しで、塗膜を厚くしていくことによって、外壁塗装の耐久性や耐熱性などの効果が発揮されます。この塗膜の経年劣化で起こるひび割れを「ヘアークラック」と呼びます。

ヘアークラックとは、外壁面に幅0.3mm程度の細いひび割れが起きることを指します。ヘアークラックが起こる原因は、経年劣化がほとんどです。これは仕方がないことでもあるのですが、年中外気や雨風、日光に晒されている外壁は、寒暖の差でも容易に細かい変形を繰り返してしまいます。

こうした外壁にかかる負担が原因でヘアークラックが起こることも多いのですが、施工時に塗装の乾燥→重ね塗りのときに適切な期間を置かなかったことによって、新築であってもヘアークラックが起こってしまうことがあります。

また、同じく塗装が原因で起こるひび割れとして「縁切りクラック」というものがあります。縁切りクラックは、何らかの原因で塗装作業が途中で中断される、あるいは部分的に塗り直すなど、塗った時期が違う塗装が並存することで起こるひび割れです。新旧の塗装の間に、こうした縁切りクラックが現れます。

こうした塗膜のひび割れは緊急性こそ少ないものの、幅1mmを超えてくると業者による本格的な補修が必要です。細いひび割れで軽度の症状とみなされがちですが、放っておくと雨水などで内部が腐食するリスクに晒されることになります。

内部までひび割れが進行していないので、重ねて塗装してひび割れを埋めれば解決しますが、状況がひどい場合は全面剥離→塗装し直しが必要になります。

1-2.内部構造や外壁材が原因で起こるひび割れ

モルタルなどの外壁材を用いて施行された外壁の場合、水分の蒸発が原因による収縮と同時にひび割れが発生する場合があります。これを「乾燥クラック」といい、条件が揃えば新築でも起こり得ます。

対策としては、素地が完全に乾燥すれば収縮も止まるので、ひび割れの進行はなくなりますので、それを促しつつ補修を加えるアプローチが取られます。「エポキシ系充填材注入を行った後、微弾性フィラーを下塗りして、仕上げ材を塗装する」といった対処が行われます。

また、建物自体の構造の欠陥が原因で建物そのものにゆがみが生ずることによってひび割れが発生することがあります。これを「構造クラック」といい、症状としては最も深刻です。建物の内部構造が原因で起きるひび割れは内部にひびが進行しているので、早めに対処しないと、内部の鉄筋や鉄骨を腐食させる危険性があります。

ここまでくると非常に専門的な処置が必要になります。建物の構造そのものの補強を行わない限り、外壁材がゆがんでしまう力は今後も働き続け、ひび割れている部分にはムーブメントと呼ばれる引っ張る力が働いています。

こうした構造クラックにはひび割れ部にシーリング材を充填する必要があり、そのために目地切りカッターを使って目地を作り、目地に対してシーリング工事を実施する必要があります。

2.【外観補修の要因②】雨戸の交換や塗装

外観補修の代表例は、外壁に次いで多いのが雨戸の劣化による補修・修理です。雨戸の劣化の場合、丸々取り替えてしまうか、塗装し直すことで頑強性を取り戻させる方法がありますが、雨戸を丸々取り替えると、その分のコストがかかります。しかし場合によっては取り替えないといけない場合もあるので、状況に応じて選択しましょう。ここでは、雨戸が劣化した場合の対処について解説します。

2-1.雨戸の取り替え・新品の取り付けによる対処

雨戸の劣化によってリフォームをするのであれば、新品の雨戸に変えたい、と考える人も多いでしょう。雨戸には雨風から家を守る目的もありますが、遮蔽性、遮音性といった防犯効果もあります。また新品の雨戸にすることで外観の雰囲気を変えたい場合もあるでしょう。

近年は従来品よりも重量的に非常に軽い雨戸が増えていますので、取り替えることによって住宅に負担がかかることはほぼありません。従来雨戸がなかった建物に対して新たに雨戸を設けたい場合にも、取り付け工事を実施する場合に重量的な負担が住宅に生じることはほぼないといっていいでしょう。

雨戸を新品に取り替えることや、新たに取り付けることで防寒対策などの温度調節も行えますし、雨風の侵入も防げます。デメリットがあるとすれば、工事費に加えて雨戸を新たに購入する費用がかかるくらいです。新たに購入商品が発生する分、コスト面では高めとなっています。

2-2.雨戸の塗装・塗り替え

雨戸の劣化状況がそこまで悪くない場合には、雨戸を塗装し直すことで補修が可能です。新たに雨戸を取り付けたり、新品に取り替えたりするよりも、塗装のほうがコスト的には安上がりですので、こうした場合は塗装リフォームを依頼しましょう。

塗装の場合は、別途足場を組む必要があります。通常は足場を組むために別の業者に依頼する手間がかかりますが、リフォームに加えて鳶の分野にも精通しているリフォーム業者であれば、一括での依頼が可能です。一括での依頼は一貫した工事が可能になり効率性が上がるだけでなく、費用面でも安価に済みます。

3.まとめ

以上、外観補修の要因と対処法に関して一通り説明いたしました。外観工事にはさまざまな要因がありますが、リフォーム全般に関して、場合によっては足場工事と塗装など、依頼する業者を分けて対処しなければならない場合もあるでしょう。

しかしながら、リフォーム全般、補修工事に加え、鳶職の担当である足場工事も一括で発注できる「株式会社建快」であれば、別の業者に依頼する手間が省けます。また、当社であれば、見積もり相談から完工まで一貫して同じ担当者が、最後までサポートさせていただきます。外観補修もぜひ当社にお任せください。

外壁・屋根塗装のことなら建快にお任せください!
電話番号: 0120-554-937
電話受付 8:00~18:00 / 定休日 日曜・祝日
  • メールお問い合わせ
  • LINEお問い合わせ
ページ上部へ