家で生活をしていく中で重要になってくるのが「収納力」です。住み初めの段階ではそれほど荷物はないかもしれませんが、生活する中で物はいつのまにか増えていきます。溢れかえった物を片付けるためにはリフォームがおすすめです。収納力を重視したリフォームによって、お悩みを解消することができます。今回はリフォームによって収納スペースを確保するためポイントについてまとめてみました。
1. 高さを自由に変えられる可動棚の魅力
収納スペースをいざ作るとなった場合、どういった収納方法にするのかということが重要となります。本であれば棚タイプが向いていますし、洋服などであればクローゼットタイプのほうがいいなど、何を収納したいかで形式が変わってきます。そんな中で汎用性が高く便利な収納方法の一つに「可動棚」が挙げられます。
可動棚というのは、棚の高さを自由に変えることのできる棚のことです。高さを調節するためのレールと棚板だけで構成されており、扉もないため開閉の手間がないなどのメリットもあります。通常の収納スペースというのは高さが決まってしまっていることがほとんどですので、棚に合わせて荷物を選ばなくてはなりません。
可動棚では荷物に合わせてフレキシブルに高さを調節することが可能です。そのため当初は想定していなかった高さの荷物を収納することになったとしても問題ありません。扉がないことによって、荷物の中身を見せたくないという場合には不向きな収納ではありますが、同時に掃除をする際のハードルが低くなるというメリットもありますので一長一短です。
荷物をそのまま置いてもインテリアとして様になり、洒落たカゴなどを使うことによってまた違った印象を与えることにもなります。カゴのデザインや色、柄などでも、その空間は何通りにもイメージが変わります。定期的に棚の見せ方を変えるだけでも手軽な模様替えとして楽しむことができるのです。
2. ウォークインクローゼットで一括収納
通常のクローゼットでは奥行きが決められていますが、ウォークインクローゼットでは一つの部屋に近いため収納する荷物のサイズに関して制限がありません。洋服に限らず、ゴルフクラブのケースやスノボのセット、キャリーケースやお客様用の布団などかさばるものをまとめて収納することが可能です。
また広いスペースを生かして、敢えて部屋のように扱ってしてしまい、着替えをする専用の場所として機能させてもいいでしょう。たくさんの洋服の中からお目当ての服を簡単に探すことができます。春夏と秋冬のように季節で洋服を分けて収納することで取り出しやすくなりますし、衣替えを省略するようなレイアウトにすることもできるでしょう。収納ボックスを置けるだけのスペースもありますのでカスタマイズ性にも優れています。
3. 収納リフォームで失敗しない5つのポイント
リフォームで収納スペースを確保したとしても、実用面において不便な部分があるなど結果として失敗に終わるケースも少なくありません。しかしこれからご紹介する5つのポイントを押さえることで失敗を防ぐことができます。
3-1.高さは手の届く範囲にする
キッチンなどの収納スペースでよくある失敗が、天井に合わせて取り付けたことで脚立などを使わないと手が届かないというケースです。見た目には問題はないものの、実用面ではいちいち脚立を用意しなければならないというのは非常に面倒です。使いやすいと感じる高さを意識するようにしましょう。
3-2.余裕を持ったスペースにする
意外にも、せっかくのリフォームの機会なのに、現状の物の量に対してピッタリか少しだけ余裕がある程度の収納にしてしまいがちです。物はすぐに増えてしまうものです。ギュウギュウに詰め込んでしまうと取り出すにも苦労することになります。余裕がありすぎるくらいがちょうどいいのです。
3-3.奥行きを意識する
収納力を高くしようとするとついつい奥行きを深くしてしまいます。しかし奥行きが深すぎますと荷物を取り出すときに大変不便になります。最終的に奥にしまった荷物が、忘却の彼方へ葬り去られることになりかねません。奥行きは深ければいいというわけではありませんので、ほどほどにするよう注意しましょう。
3-4.取り出し動作をシンプルにする
収納スペースに対して工夫を凝らしすぎてしまうと、かえって不便になります。収納という面においては問題なかったとしても、いざ取り出そうとした場合に扉を開けてからの動作が多いような作りにしてしまいますと、面倒になるのです。極力シンプルにすることが大切です。
3-5.邪魔をしない扉をチョイスする
キッチンなどのようにあまり広さがない場所で観音開きの扉にしてしまいますと、取り出すときに身体を引かなければならないためストレスを感じることになりますが、引き戸であれば楽に開け締めができます。このように扉一つで利便性は大きく変わります。
4. 理想の収納スペースを作りましょう
広さなどの制限はあったとしても、リフォームすることによって自らの理想とする収納スペースを作り上げることができます。既成の棚とは違い、奥行きや高さ、デザインにいたるまで満足できるようにとことんこだわることをおすすめします。収納力が高い部屋は荷物で散らかったりすることがありません。ストレスを感じることなく掃除できるようになるなどのメリットもあります。
5.まとめ
せっかくリフォームをするのですから、可動棚やウォークインクローゼットなどのように大胆な収納スペースを考えてみてはいかがでしょうか。収納スペースには家の機能性を一気に向上させる力があります。快適な暮らしを支える重要な要素ですので、収納のリフォームをお考えでしたら、数多くの案件を手がける「株式会社建快」にどうぞご相談ください。
